浄土宗のしきたり

浄 土 宗 の し き た り

浄土宗とは

浄土宗は鎌倉時代に法然上人により開かれました。その教えは、阿弥陀仏という仏さまの「私の国、極楽浄土へ往きたいと願い、「南無阿弥陀仏」のお念仏をとなえたあらゆる命が臨終を迎えたとき、必ずそこへ生まれ変わるようにしよう」という誓いを信じて、その導きのもとお念仏をとなえ、悩みや苦しみのない極楽浄土――仏の国へ生まれ往くことを願うものです。

総本山は知恩院(華頂山知恩教院大谷寺 京都市東山区)で、さらに全国に七大本山があります。

増上寺(東京都港区)・知恩寺(京都市左京区)・清浄華院(京都市上京区)・金戒光明寺(京都市左京区)・善導寺(福岡県久留米市)・光明寺(神奈川県鎌倉市)・善光寺大本願(長野県長野市)


浄土宗檀信徒信条

一、私たちは、お釈迦さまが本懐の教えとして説かれた、
阿弥陀さまのお救いを信じ、
心のよりどころとしてお念仏の道を歩み、
感謝と奉仕につとめましょう。

一、私たちは、宗祖法然上人のみ教えをいただいて、
阿弥陀さまのみ名を称え、
誠実と反省につとめましょう。

一、私たちは、お念仏の輪をひろげ、
互いに助け合い、社会の浄化と、
平和と福祉につとめましょう。


宗 紋

 

浄土宗の宗紋は「月影杏葉」と呼ばれる紋である。この杏葉は法然上人の
生家の漆間家の紋に由来し、大正四年(一九一五)に、蕊は、七個とし、
宗歌「月かげ」の月を配した現在の紋が定められました。


宗 歌

 

「月かげの いたらぬさとはなけれども ながむる人の心にぞすむ」